遺言書にはどんな形式があるの?
~ご本人にも、ご家族にも知ってほしい、2つの遺言書の違い~
「遺言書を書きたいけど、どの形式で書けばいいか分からない」
そうお悩みの方はとても多くいらっしゃいます。
この記事では、福岡市南区の行政書士が、代表的な2つの遺言書の形式、
「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」について、
その基本的な違いからメリット・デメリットまで、わかりやすくご説明します。
自筆証書遺言と公正証書遺言のちがい
遺言書には法律で決められた方式があり、主に次の2つがあります。
- 自筆証書遺言
→ 本人が全文を手書きで作成する遺言書 - 公正証書遺言
→ 公証人に内容を伝え、公証人が文書を作成する遺言書
どちらを選ぶかで、手続き・費用・安心感が大きく変わってきます。
比較表|2つの遺言書のちがい
| 項目 | 自筆証書遺言 | 公正証書遺言 |
|---|---|---|
| 作成者 | ご本人が手書き | 公証人が作成(口頭で伝える) |
| 書く場所 | 自由(自宅など) | 公証役場 |
| 書き方のルール | 全文を自筆で記載(PC不可、財産目録のみPC可) | 口述内容を公証人が筆記 |
| 印鑑 | 認印でも可 | 実印+印鑑証明 |
| 費用 | 基本的に無料 | 公証人手数料などが必要 |
💡公正証書遺言にかかる費用(目安)
公正証書遺言では、相続財産の額によって費用が決まります。
以下は、公証人手数料令に基づく目安です。(公証人手数料令第9条別表)
| 財産の金額 | 手数料 |
|---|---|
| 100万円以下 | 5,000円 |
| 100万円を超え200万円以下 | 7,000円 |
| 200万円を超え500万円以下 | 11,000円 |
| 500万円を超え1,000万円以下 | 17,000円 |
| 1,000万円を超え3,000万円以下 | 23,000円 |
| 3,000万円を超え5,000万円以下 | 29,000円 |
| 5,000万円を超え1億円以下 | 43,000円 |
| 1億円を超え3億円以下 | 4万3000円に超過額5000万円までごとに1万3000円を加算した額 |
| 3億円を超え10億円以下 | 9万5000円に超過額5000万円までごとに1万1000円を加算した額 |
| 10億円を超える場合 | 24万9000円に超過額5000万円までごとに8000円を加算した額 |
ケースで見る手数料のイメージ
- ご主人が亡くなり、相続人は妻と子ども2人
- 相続財産は合計2,000万円(不動産1,000万+預貯金1,000万)
| 財産 | 相続人 | 手数料 |
|---|---|---|
| 不動産1,000万円 | 妻 | 17,000円 |
| 預貯金500万円 | 子A | 11,000円 |
| 預貯金500万円 | 子B | 11,000円 |
| 遺言加算(1億円以下) | – | 11,000円 |
| 合計 | 50,000円 | |
メリット・デメリット比較
| 項目 | 自筆証書遺言 | 公正証書遺言 |
|---|---|---|
| メリット | – 費用が抑えられる – 自分のタイミングで書ける – 内容を秘密にできる – 法務局の保管サービス利用可能 | – 法律の専門家が作成するので安心 – 検認不要ですぐに相続手続きが可能 – 紛失・改ざんリスクなし |
| デメリット | – 発見されにくい – 書き方に不備があると無効に – 家庭裁判所の検認の手続きが必要 | – 費用がかかる – 証人2人が必要 – 手間・時間がかかる |
公正証書遺言をおすすめする3つの理由
- 専門家が関わるので安心
自筆で作成した遺言書は、法律的な不備があると無効になる可能性があります。
その点、公正証書遺言は法律を専門とする公証人が作成するので安心です。 - 検認が不要、すぐに相続手続きが可能
自筆証書遺言では相続の前に家庭裁判所での「検認」が必要ですが、
公正証書遺言はこの手続きが不要なので、速やかに相続を進めることができます。 - 紛失や改ざんの心配がない
自筆の遺言書は紛失や改ざんのリスクがありますが、
公正証書遺言は原本が公証役場に保管されます。
さらに、地震や災害への備えとして電磁的記録でも保存されており、安心です。
専門家に依頼するメリットとは?
公正証書遺言の作成には、戸籍の収集、公証人との打ち合わせなど多くの準備が必要です。
当事務所では、書類の作成から打ち合わせ、提出まで一貫してサポートいたします。法律に則り、必要に応じて、司法書士や税理士など他の専門家とも連携いたします。
▶️ 【取扱業務】遺言書作成
遺言書があると何が違うの?
遺言書があることで、相続人全員が集まって話し合う「遺産分割協議」が不要になります。
特に公正証書遺言なら、すぐに相続手続きを始めることができ、遺されたご家族の負担も軽減されます。
初回相談は無料です。
土日・祝日のご相談も可能です。
どうぞお気軽に、下記よりお問い合わせください。

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